厚生労働省は4月12日に平成30年度10月時点の待機児童数を発表しました。
これは市区町村が平成31年度4月からの利用の受付を実施する時期になり、現状の待機児童数とは若干異なりますが、非常に参考になるデータです。
待機児童数の全国的な状況
平成30年度10月現在の待機児童数は47,198人で昨年度10月より8,235人減少したとのこと。
しかし平成28年10月の待機児童数、47,738人と比較するとどうだろうか、疑問が残る。
待機児童が一向に減らない
最近ニュースでも散々保育士不足や受け皿がないと言われていますが、2013年からハコ(施設)とヒト(人材)の受け皿の確保を目指していたのにも関わらず待機児童は減りません。
また出生率もどんどん減って少子化と言われているにも関わらず待機児童は増加。
この背景は共働きで、共働きの背景には経済がある。
悪循環が続いているように思います。
集計の詳細
群を抜いて多いのは東京都の世田谷区で851人です。0から5歳までの世田谷区人口が平成31年4月現在44,648人とのことでしたので約2%の子どもが待機していることになります。
他の地域の情報は下記のURLを閲覧ください。
今後
2020年頃をピークに保育所需要が減る見込みが出ていますが、どうなんでしょうか。非常に不安でなりません。
保育園を選べないのは非常に困った事態です。是非今すぐにでも解消して欲しい問題です。